こんな場合どうなる?~ケース2~

こんな場合どうなる?②

 

浪費癖

 

専業主婦の妻に家計を任せているのですが、ある日生活費が足りないといってきました。
私の収入はそれほど多くありませんが、夫婦二人で暮らすには困らないはずです。
問い詰めるとブランドものを買いあさり、消費者金融に50万円の借金があることが判明しました。
私が怒ると「あなたの稼ぎが少ないからだ」と私をなじる始末…
こんな妻と人生を共にすることは出来ないので離婚したいのですが、妻は離婚すると働きに出なくてはいけないために離婚に応じようとはしません。
裁判で離婚できるでしょうか?

 

 

 

離婚は認められません。
50万円の借金が発覚しただけでは、裁判では離婚は認められません。
まずは、夫婦でこれ以上借金が増えないように話し合い、夫婦関係を修復するよう努力をする必要があります。
それでも、妻が浪費を止めずにさらに借金を増やした場合は、離婚に向けて別居してみてはどうでしょう。
ここでのポイントは、別居期間中の婚姻費用を相当額、毎月支払うということです。
その上で別居期間中も離婚への話し合いを継続し、それでも妻が離婚に同意しないということであれば、5年前後の別居期間を経ることで、夫婦関係の破綻が認められ、離婚原因があるとして裁判で離婚が認められる可能性が出てきます。

 

 

 

過度の宗教活動

 

最近パートを始めた妻がパート先で知り合った同僚から勧められたのをきっかけに宗教にハマってしまいました。
最初は許容範囲内でしたが、毎日集会に出掛けるようになり、家事もおろそかに。
それでも私が子供の食事を作ったりしてなんとかやってきましたが、ついに子供にまで信仰を強要するようになりました。
私がもうやめて欲しいと言っても聞く耳持ちません。
このままでは子供に悪影響与えるし、正直ここまでのめり込んでいる妻に恐怖さえ感じるようになりました。
こういう場合離婚できますか?

 

 

 

離婚は認められます。
信仰の自由や宗教活動は憲法で認められていることなので、配偶者の信仰にはある程度寛容でいるべき、というのが裁判所の立場です。
なので、配偶者の熱心な信仰だけを理由に離婚の申し立てをしても離婚が認められることはありません。
しかし、相談者の妻のように家事や育児をおろそかにしている場合は、夫婦間の協力・扶養義務に違反していることになり、限度を超えた宗教活動によって離婚原因ができたとして離婚が認められることになります。
このように、宗教活動のために家事・育児を放棄する他に、多額の寄付をして家計に大きな負担をかけたり、勝手に家を出て集団生活を始めてしまった場合には限度を超えているとみなされ、離婚原因と認められることになります。